お店

福島編

2018年12月13日

『渡部の歩き方』第19回目の訪問地となったのは、福島県です。渡部氏は、焼き鳥、日本料理、餃子など、名店だけでなく、地元ならではのお店をセレクトしています。このページでは、福島編で紹介されたお店を紹介します。

鶏けん(焼き鳥)

久しぶりのエピソード更新となった今回、一行が向かったのは東北、福島。最初に訪れるのは、JR福島駅から徒歩5分ほどのところにある焼鳥の名店「鶏けん」です。臭みが少なく、やわらかさと鶏肉の旨味を兼ね備えた新鮮な「伊達とり」を楽しませてくれる福島ならではのお店。

胸肉を使ったのっけの「よだれ鶏」は、淡白に見えて、しっとりとした食感と地味のバランスが絶妙。「丸鶏スープ茶碗蒸」も、伊達とりならではの濃厚な旨味が感じられる逸品です。お待ちかねの焼き物は、表面にだけうっすらと火を入れた「ささみのさび焼」、脂ののった肉厚な「首皮」、やわらかい食感の「はつ」、驚くほど大ぶりな「砂肝」と、鶏肉の旨味がダイレクトに伝わる一級品ぞろい。

さらに、ほどよい塩加減が引き立てる「正肉」、いっさい臭みを感じさせない「白肝」、骨と身の食感のコントラストが楽しい「やげん軟骨」、卵黄の風味と淡白なひもが好相性な「ちょうちん」など、奇を衒わずシンプルに素材を生かしきる熟練の技には脱帽です。

▼基本情報▼

福島県福島市栄町12-1 第1寿ビル1F

 

店名 鶏けん
住所 福島県福島市栄町12-1 第1寿ビル1F
電話番号 024-524-3665
営業時間 17:30~23:30
定休日 不定休

御宿かわせみ(日本料理)

次に向かったのはJR福島駅から車で20分のところにある旅館「御宿かわせみ」。三千坪という自然林庭園のなかに佇み、しつらえ、サービス、料理と、あらゆる点において最上級のこだわりで来客をもてなす料理宿です。どれも造りが異なる全12室の客室では、四季折々の美しい景色を楽しみながら、絶品の懐石料理を楽しむことができます。

まずは純米吟醸酒とともに先付け前の一口に「しどけと蛤のお浸し」を。「山独活と平貝と蛍烏賊 ぼたん海老の木芽和え」「海老しんじょ椀」「桜鯛・桜鱒・蒸し鮑肝ジェリーのお造り」など、旬の素材の味を際立てる丁寧な仕事ぶりが鮮やか。

スペシャリテは、クレソン・筍・のびるなど、春の山菜・野菜とともに味わう「仙台牛フィレとサーロインの炭火焼」と、雲丹の甘さが際立つ「白魚と汲湯葉の小鍋仕立て」。〆の「鮎魚女茶漬」にいたるまで、一切のスキのない布陣には舌を巻くばかりです。

▼基本情報▼

福島県福島市翡翠の里2-14

 

店名 御宿かわせみ
住所 福島県福島市翡翠の里2-14
電話番号 024-543-1111
営業時間 チェックイン15:00~ チェックアウト11:00(完全予約制)
定休日 水・木(4月・8〜11月のトップシーズン以外の7ヶ月間)

穴場編:餃子 照井

穴場編として一行が訪れたのは、JR福島駅から車で約25分、福島交通飯坂線の飯坂温泉駅からなら歩いて5分ほどのところにある「餃子 照井」です。餃子というと、宇都宮を連想しがちですが、実はここ福島もグルメ通のあいだでは餃子の街として知られます。その中心的な存在ともいえるのがこちらのお店です。

福島の餃子はなんと、丸く円盤型に並べられているのが特徴。その名も「円盤餃子」で、全体をこんがりと油で揚げていて、控えめに火入れしてふわっと仕上げた食感の餡とクリスピーな皮のバランスが絶妙。やはり看板メニューの「野菜炒め」は、焦げたソースの香りが食欲をそそる一品。具材の食感を生かした、ありそうでなかなかないシャキシャキ感が楽しめます。

五香粉を効かせた本格的な味わいの「水餃子」や馬刺しなど、裏メニューが豊富なのも楽しい。B級グルメファンでなくとも訪れるべきお店です。

▼基本情報▼

福島県福島市飯坂町錦町1-21

 

店名 餃子 照井
住所 福島県福島市飯坂町錦町1-21
電話番号 024-542-4447
営業時間 17:00~23:00
定休日 水曜日

 

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