今回の『渡部の歩き方』の28県目の訪問地となったのは、三重県です。今回、渡部氏は珍しい蛤専門店と松坂牛ホルモンの名店をセレクト。このページでは、三重編で紹介されたお店を紹介します。
日の出(魚介料理・海鮮料理)
店名 | 日の出 |
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住所 | 三重県桑名市川口町19 |
電話番号 | 0594-22-0657 |
営業時間 | 11:30~14:00(日曜中心) 17:00~22:00(19時ごろまでに入店) |
定休日 | 水曜 |
久しぶりの東海エリアとなった今回の「渡部の歩き方」。最初に訪れたのは、全国的にも珍しい蛤専門店「日の出」。三重の桑名といえば、「焼き蛤」で知られますが、なかでも屈指といわれる名店です。
殻が薄く、身が大きく育つ桑名の蛤。まずは鰹節と昆布の出汁でいただく「蛤なべ(しゃぶしゃぶ)」から。プリプリに張った身はとろけるような食感で、噛むとミルキーな甘さが溢れ出します。さらに渡部氏は、5年前にも食べたという8年〜9年ものの特大の蛤を注文。歯ごたえの良さもさることながら、いっさい味付けをせずに海の塩気だけでいただくにもかかわらず、想像以上の旨味に舌を巻く一行。1個2,000円から3,000円と高価なのもうなずけます。
貝の旨味がしっかり出た出汁で、野菜と豆腐、そして渡部をして「すべてがこのためだった」と言わしめる〆の「雑炊」が楽しめるのも「蛤なべ」ならではです。
▼地図・アクセス▼
焼肉 八廣(ホルモン)
店名 | 焼肉 八廣 |
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住所 | 三重県津市久居野村町571-15 |
電話番号 | 059-261-6820 |
営業時間 | 平日 17:00~22:00 日曜・祝日 17:00~22:00 |
定休日 | 4日、14日、24日 |
三重編の二軒目は、久居駅から車でおよそ5分ほどのところにあるホルモンの名店「焼肉 八廣」。松坂牛を取り扱うことで有名な朝日屋から仕入れているホルモンを心ゆくまで食べられるお店です。奇をてらわないごく普通の店構え、昭和風のロースターに、かえって食指を動かさせます。
まずは東京でもなかなか食べられなくなってきたという「タン(塩)」から。鮮度が高いため、ほんの少し火を通すだけで美味しくいただけます。続く「サガリ(塩)」は、内蔵なのに脂が感じられるのが特徴。水ようかんのようなとろみのある「ホルモン(タレ)」は、甘みのある脂がたっぷり。にもかかわらず、しつこさが残らない絶品です。
ニンニクの効いたタレに漬け込んだ「ミノ(醤油)」は肉厚がある特別感のある一品。新鮮さゆえ、「ハツ」はさっと炙っていただけます。とっておきとして仕上げ出された脂ののった「ミスジ」含め、松坂牛が600円から1,200円とリーズナブルに食べられるとあれば、ちょっと足を伸ばしてでも訪れない手はなさそう。どのメニューも白米との相性も良いので、お酒がダメな方も満喫できます。
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穴場編:まつもとの来来憲(とんてき)
店名 | まつもとの来来憲 |
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住所 | 三重県四日市市松本2-7-24 |
電話番号 | 0593-53-0748 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~20:00 |
定休日 | 月曜・火曜 |
穴場編で訪れたのは、伊勢松本駅駅から歩いて5分ほどのところにある「まつもとの来来憲」。とんてきが名物の四日市にあって「とんてきといえばここ」といわれるお店で、北海道から沖縄まで全国からの来客でいつも行列がたえない人気店です。
まずは肩ロースをスライスした「こま切れ焼き」から。ニンイクが効いた醤油タレでいただくのが特徴で、添えられたキャベツがタレでひたひたになる庶民的なスタイルも好印象。
「グローブ」の異名をとる肉厚の特大ポークステーキが主役の「大とんてき定食」はご飯が進む一品。渡部氏によると思いのほかパサパサ感がなく、脂身まで美味しいのだそう。
レモンを絞って塩ダレでいただく「塩てき」はさっぱりとしているのが特徴です。「予想に反して」と言えば失礼ながら、どれも素材の良さを活かした仕上がりに、一行も大満足。どストライクなB級グルメを前にして、「キレがいい」と中西ディレクターのコメントも冴え渡る楽しいエピソードでした。
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