『渡部の歩き方』第30回目の訪問地となったのは、香川県です。渡部氏はうどんをメインで巡り、鹿児島編で登場したカイノヤで修行したイタリアン店をセレクトしています。このページでは、香川編で紹介されたお店を紹介します。
讃岐うどんの総本山「釜あげうどん 長田 in 香の香」
店名 | 釜あげうどん 長田 in 香の香 |
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住所 | 香川県善通寺市金蔵寺町本村1180 |
電話番号 | 0877-63-5921 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 水曜・木曜(祝祭日は営業) |
いよいよ四国コンプリートをかけて挑んだ香川編。香川といえば「うどん」ということで、前編は「うどんのハシゴ」企画。一行が最初に訪れたのは、名実ともに讃岐うどんNo.1といわれる「釜あげうどん 長田 in 香の香」です。
地元で愛される庶民的なお店で、メニューは「釜あげ」と「冷やし」、あとは「おにぎり」や「きつね寿司」と言ったサイドメニュのみ。はじめにお出汁が入った大きな壺が登場するのがなんとも風流。これを蕎麦猪口に注いで、茹で上がったばかりのうどんを喉に流し込みます。
噛むとしっかりコシがあってもっちりしているのに、固すぎず口当たりが良いのがこちらのうどんの特徴です。いりこの効いたお出汁は濃いめながら、「キレがいい」と評するのは中西ディレクター。
他方、「冷やし」の出しは辛口。麺がきりりと引き締まっていて、讃岐うどんらしいコシがダイレクトに感じられます。噂に違わぬ名店です。
▼地図・アクセス▼
なかむら(うどん)
店名 | なかむら |
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住所 | 香川県丸亀市飯山町西坂元 1373-3 |
電話番号 | 0877-98-4818 |
営業時間 | 9:00~14:00 |
定休日 | 火曜 |
次に向かったのは、「釜あげうどん 長田 in 香の香」から車で15分ほどのところ、丸亀市にある「なかむら」。連日、県外からも多くの客が訪れるという人気店で、お昼時ということもあり、一行が到着した頃には、長蛇の列。珍しく列に並んで店内へ。
卵を器に割って自分で解いた状態で待つのがこの店の流儀。そこに茹で上がった熱々のうどんを入れて、良くかき混ぜたところに醤油をかけていただきます。
やや細めの麺の固さは「もちよりもやややわらかいくらい」と渡部氏。ほどよくコシがあって卵に良く絡み、ズルズルと音を立てながら瞬く間に胃のなかへ。
15年くらい前まで、裏手にある畑からネギを客が収穫し、自ら刻んでトッピングしていたというセルフ感満載のお店は、ハシゴしてでも訪れたい名店です。
▼地図・アクセス▼
両忘(イタリアン)
店名 | 両忘 |
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住所 | 香川県高松市今新町6-2 1F |
電話番号 | 087-873-2991 |
営業時間 | ランチ12:30〜/ディナー18:00〜(完全予約制) |
定休日 | 月・火 |
四国編、後半で訪れたのは、ヨーロッパ的なファサードが目印のイタリアンのお店。場所は片原町駅から歩いて5分ほどのところ。鹿児島編で登場した「CAINOYA」さんのご主人からおすすめされたというから期待が高まります。
イタリア産のスパークリングワインを傾けながらはじめにいただいたのは、「マッシュルームのクロスティニ」。全粒粉のバケット、スモークバターがマッシュルームの香りを引き立て、食欲を掻き立てます。続いては瀬戸内であがった鱧を使った「鱧のフリット」。揚げ物ということで、ゆずや山椒の香りが効いたスパイシーなビール「馨和 KAGUA」のBlancのチョイスも洗練されています。
イタリアパルマ産24ヶ月熟成の生ハムにやはりイタリア産のメロンを合わせた「生ハムメロン」、レバーとトリュフとの秀逸なコラボが楽しめる「レバーのムース」、爽やかなハーブと苦味が楽しい「鮎のパスタ」、専門店の熟成肉を贅沢に使った隙のないスペシャリテ「中勢以長熟成豚のカツレツ」、どれも素材の味を引き立てる一級品です。
小洒落ているだけでなく、ちゃんと美味しい。地元で採れた旬な食材を心ゆくまで堪能できる、香川きっての名店です。
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穴場編:骨付鳥 蘭丸(鳥料理)
店名 | 骨付鳥 蘭丸 |
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住所 | 香川県高松市大工町7-4 |
電話番号 | 086-955-8585 |
営業時間 | 18:00~25:00 |
定休日 | 不定休 |
穴場編で訪れたのは、片原町駅から歩いて5分ほどのところにある「骨付鳥 蘭丸」。気軽に立ち寄れる居酒屋風情の人気店で、その名の通り、骨付鳥で知られています。
独自の食感と噛むほどに旨味が感じられる通好みの「骨付鳥 おや」は、強い歯ごたえが持ち味。パリッと仕上げた表面とやわらかくてジューシーな味わいが楽しめる「骨付鳥 ひな」は、骨を手持ちして豪快にいただきます。
12種類のスパイスを使用し、醤油ベースのたれに漬け込んだという2つの看板メニューは、どちらもかなりのボリューム。この味を求めて訪れる地元の常連客が多いというのもうなずけます。香川に訪れた際には、ふらりと訪れたいと思わせるお店です。
▼地図・アクセス▼