今回の『渡部の歩き方』の訪問地となったのは、広島県です。第29回目の訪問地となります。今回、渡部氏は中華とイタリアンの名店をセレクト。このページでは、広島編で紹介されたお店を紹介します。
中国料理 MASUKI
店名 | 中国料理MASUKI |
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住所 | 広島県広島市南区京橋町6-8 藤多ビル2F |
電話番号 | 082-261-0608 |
営業時間 | 12:00~ ※基本ランチは1組限定/18:00〜21:30 |
定休日 | 日曜・月曜(不定休) |
以前、岡山と一緒に訪れた広島を改めて掘り下げる今回の「渡部の歩き方」。最初に訪れたのは、意外にも中華料理のお店「MASUKI」。洋品店の二階という意外なロケーションながら、一歩店内に入ると、シンプルでモダンなインテリアが迎えてくれます。
清潔感のあるキッチンでご主人がひとり腕をふるうお店は今年で5年目。奥行きのある穀物の甘さが感じられる「トウモロコシのスープ」、少し噛むと口の中でねっとり溶け始める「鹿児島県産黒毛和牛すね肉 高西農園のえだ豆」、表面と内側の食感の違いが楽しい「大根もち」など、さすが中華街で9年間修行しただけのことはある本格的な仕事ぶり。
丸みのある酸味でほどよく味付けされた「よだれ鶏」、甘みがあるジューシーな絹皮ナスにフカヒレと毛ガニの餡をかけた贅沢な「フカヒレ・毛ガニ・絹皮ナス」、痺れだけでなく肉と豆腐の味がしっかり味わえる「麻婆豆腐」など、ここでしか味わえない繊細な中華料理が次々に供されます。
メインは熟成させたジャガイモペーストとともにいただく「酢豚」。宮崎産の天恵美豚が箸で切れるやわらかさに仕上がっていて、濃厚なのに後味が爽やかなのが特徴です。卵とネギ、ご飯だけで作る驚くほどシンプルな「炒飯」も、トドメを飾るのにふさわしい逸品。
▼地図・アクセス▼
DIRETTO(イタリアン)
店名 | DIRETTO |
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住所 | 広島県広島市中区三川町10-18 下井ビル 2F |
電話番号 | 082-249-4458 |
営業時間 | 18:00~23:00 |
定休日 | 不定休 |
広島編の二軒目は、広島駅から車で10分ほどのところにあるイタリアンレストラン「DIRETTO」。東京でも2、3軒しか使うことを許されていないという、岐阜の生ハム職人「BON DABON」の多田氏が作る生ハムを出すお店として全国に知られます。こちらも雑居ビルの2階にあって人気イタリアンがあるとは思えないロケーション。居酒屋の居抜き、カウンターのみというそっけないインテリアがかえって期待を膨らませます。
水牛のチーズ、ブッラータにハーブ系のお酒を合わせた「ブッラータとメロンのスープ」、塩気と無農薬レモンの酸味の絶妙なバランスが楽しめる「マコガレイとカラスミのタルタル」の出来栄えもさることながら、一行のお目当ては、やはり生ハム。
薄くスライスされた17ヶ月熟成と24ヶ月熟成、2つの「BON DABONペルシュウ」は、どちらも塩、脂のバランスが完璧で、渡部氏をして「得もいわれぬ経験」と言わしめた逸品。取り替えの効かない、衝撃的な美味しさが味わえます。
一切臭みのない、滋賀県の木下牧場の上質なハチノスを使った「木下牛トリッパの煮込み」、ほどよい噛む応えと肉の旨味が存分に味わえる「木下牛サーロインとペルシュウのスープ 黒トリュフ」、絶妙に火入れされた石巻産のうなぎをバルサミコ酢でいただく「天然うなぎ炭火焼」、イタリアの黒豚のグアンチャーレ(豚のほほ肉)を贅沢に使った香り高い「カルボナーラ」と、どれも一点の曇りもない逸品揃いです。
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穴場編:三八(お好み焼き)
店名 | 三八 |
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住所 | 広島県 広島市南区 東雲本町 2-9-26 |
電話番号 | 082-281-0536 |
営業時間 | 10:00~14:30/17:00~20:00 |
定休日 | 月曜 |
穴場編で訪れたのは、広島駅から車で10分ほどのところにある広島のローカルフード、お好み焼き店「三八」。地元で愛される人気店です。
大きな鉄板にお好み焼きが所狭しと並ぶ様子は圧巻。早朝からそばに味付けをしたうえで寝かせ、ガーリックパウダーをたっぷり仕込むのが美味しさの秘密だそう。
数人のスタッフによる巧みなフォーメーションのもと、お好み焼きはたちまち完成。うどんとそばを使った「ちゃんぽん」は、2つの麺の存在感がしっかり感じられる、ここだけの味わいです。一見とても雑に作っているようで、小麦粉を使わないせいか、あっさりしているのが特徴。なかなか大判ながらペロリといけてしまうと一行。本編で紹介した2店と同様、こちらも広島に来たら絶対に外せないお店です。
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