山梨編

『渡部の歩き方』第23回目の訪問地となったのは、山梨県です。渡部氏は、ほうとう、ビストロ、いずれも全国に知られた名店をセレクトしています。今回はゲスの極み乙女の休日課長を迎えお店を巡ります。このページでは、山梨編で紹介されたお店を紹介します。

ほうとう蔵 歩成 河口湖店

ゲスの極み乙女のベーシスト、休日課長氏をゲストに迎えての収録となった今回、一行が向かったのは山梨です。台風で特急が動かないというトラブルで、急遽、車を手配して最初に向かったのは、中央自動車道河口湖出口から車で5分ほどのところにあるほうとうのお店「ほうとう蔵 歩成 河口湖店」。どの席からも富士山が眺められるモダンなお店で、観光客も多く訪れる大箱ながら「昇仙峡ほうとう味くらべ真剣勝負」で3年連続で優勝しているという、新興の名店です。

休日課長氏もお酒はいける口ということで、まずは生ビールで乾杯。サクサクした食感とバターの風味が印象的な「じゃがバターコロッケ」、甘く煮込んだ「鳥もつ煮」、臭みがまったくない「甲州サーモン」、いつまでも噛んでいられる「ホルモン焼き」など、一品料理も充実しています。

しばらくして登場した「Premium黄金ほうとう」は、赤と白、2つの味噌とかぼちゃペースト、京都から取り寄せるだしや干し椎茸の戻し汁で割ったあっさりした味わいが特徴。もちもちした食感のほうとうとの絡みもよく、3連覇の実力が遺憾無く発揮された逸品です。

▼基本情報▼

CUISINE R（ビストロ）

次に向かったのは、中央自動車道河口湖出口から車で5分ほどのところにある「CUISINE R」。シャビーな表札がかけられた木のドアが可愛い、開店して今年で9年目という小さなビストロです。

濃厚なカニ味噌と野菜の相性がいい「カニ味噌のバーニャカウダー」、素揚げごぼうを入れていただく濃厚な「マッシュルームのポタージュ」、プルーンの赤ワイン煮とぶどうのマスタードを添えた「鴨肉とピスタチオとドライトマトのパテアンクルー」など、見るからに丁寧な仕事ぶりに好感が持てます。

ニンジンのムース、ベニスワイガニとホタテの身、オマールの旨味が交差し合う「ウニ オマールコンソメのジュレ パフェ仕立て」、クリスピーなウロコとふっくらした身の相性が抜群の「山口産 甘鯛のウロコ焼き」のあたりから、隠れた名店の本領を発揮。本日のメインディッシュとなる「黒毛和牛イチボのステーキ」では、ケッパー入りの赤ワインソースにトマトとパプリカで酸味を加えていて、見事な火入れのイチボの旨みを引き立てます。

▼基本情報▼