お店

福井編

2019年9月16日

『渡部の歩き方』第17回目の訪問地となったのは、福井県です。渡部氏はカニ料理、寿司などいずれも全国に知られた名店をセレクトしています。このページでは、福井編で紹介されたお店を紹介します。

望洋楼(カニ)

冬ならではの美味しいものを求めて一行が向かったのは、北陸としては石川・富山に続いて3県目となる福井県。JR金沢駅から車を1時間30分ほど走らせ、数十年ぶりの悪天候のなか、荒波が打ち付ける海辺に面して建つ「望洋楼」へ。目当てはもちろん、日本海の味覚の王様、越前蟹です。派手さはないものの、美しく設えられた佇まいはさすが創業140年の老舗旅館といったところ。「望洋楼」という名の通り、日本海を間近に眺めることができます。寒さが厳しいほど美味しさがカニの美味しさが増すと聞いて、期待も高まります。

内子・外子が贅沢に甲羅に盛り付けられた「せいこ蟹」、ほどよい酸味が食欲をそそる「せいこ蟹と鱈白子 吸酢あんかけ」、瑞々しい食感の「蟹刺し」、火を入れた味噌が香ばしい「甲羅焼き」と、まさに蟹づくしの内容。真打は、もちろん「茹で蟹」。濃厚な味噌に絡めて味わう肉厚の身は、極上の甘みと力強い繊維質を備えた、贅の極みと言うにふさわしい逸品です。

▼基本情報▼

福井県坂井市三国町米ケ脇4-3-38

 

店名 望洋楼
住所 福井県坂井市三国町米ケ脇4-3-38
電話番号 0776-82-0067
営業時間 11:00~14:00 17:00~21:00(要予約)
定休日 不定休

鮨 十兵衛(寿司)

次に向かったのは、JR福井駅から車で15分のところにある「鮨 十兵衛」。ご主人があの札幌の名店、「すし善」で修行を積んだとあって、確かな技術に裏打ちされた肴と握りは、どれも創意に満ちていて、すこぶる美しいのが特徴です。訪れる客の6、7割が県外からという全国に名の通った県内随一の人気店で、4年前に全面改装したという広々とした贅沢な空間づくりも好印象。

三色のコントラストが美しい先付けの「ボタンエビのムラサキウニのせ」は、3日寝かせて甘みを引き出した逸品。続く、適度に脂がのった身と香ばしい皮の好バランスがいい「藁焼きサワラのたたき」や焼き蟹の香りが印象的な「ズワイガニの茶碗蒸し」も、押し付けがましさがまるでない仕事ぶりが素晴らしい。

握りのネタは、事前に切り置きして常温に戻しておくというこだわりぶり。細かく包丁を入れた「アオリイカ」、熟成度合いが見事な「シメサバ」、日本海でしか獲れない幻の「ガサエビ」、口どけのいい上品な脂の「ブリ」など、地元で揚がった旬の海の幸を、ご主人曰く「こなれさせ、食べごろを探る」丁寧な握りには脱帽です。

▼基本情報▼

福井県福井市文京5-17-5

 

店名 鮨 十兵衛
住所 福井県福井市文京5-17-5
電話番号 0776-24-3080
営業時間 12:00〜14:00 18:00〜23:00(要予約)
定休日 水曜日

穴場編:ヨーロッパ軒 総本店(洋食)

穴場編として一行が訪れたのは、福井駅から車で約5分のところにある「ヨーロッパ軒 総本店」。福井を代表するB級グルメ、ソースカツ丼で知られる創業1913年の老舗洋食屋で、テーブル席のほか座敷も用意されており、週末ともなると多くの家族連れで賑わいます。まさに全国の都市部で食文化が花開いた時代に産声をあげ、100年以上に渡って愛され続けている、地元では知らない人がいない人気店です。

一行は、「ソースカツ丼」、能登カキを使った「カキフライ」の定番メニューのほか、初代が考案したという、とんかつの原型とも言えるウィーン風のポークカツレツ「シュニッツェル」をオーダー。オリジナルソース、アンチョビソース、ローペリンソースの3種のソースで楽しむユニークな一品。ほどよい厚みと弾力のあるお肉と甘辛いソースとのバランスがいいとんかつ、大ぶりで磯の香りが効いたカキフライと、奇をてらわないまっすぐな味わいが好感度高め。知ってか知らずか、当日朝もとんかつだったという中西ディレクターも、終始満足気な様子でした。

▼基本情報▼

福井県福井市順化1-7-4

 

店名 ヨーロッパ軒 総本店
住所 福井県福井市順化1-7-4
電話番号 0776-21-4681
営業時間 11:00~20:00
定休日 火曜日

 

\ 動画配信・レンタル情報 /

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